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日本人はディベート下手? あなたのためのアイデア発想20

2024.04.15

日本人はディベート下手? あなたのためのアイデア発想20

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こんにちは。ホンブチョウです。この連載コラムでは私が今まで学んできたアイデア発想のやり方を毎回ひとつづつ紹介していくことで、あなたに合ったやり方を見つけてもらいたいと考えています。

 

第二十回は、

ひとりディベート発想法

議論というのは一人ではできないと思っていませんか?ディベートという単語がありますが、話し手が、賛成・反対の立場に分かれて、第三者を説得する形で議論を行なっていき、最善の策を探していくようなことを指します。よく日本人はディベートが下手なんて言われますが、最近はディベート甲子園みたいなイベントも開かれているようで、若い頃から慣れているとその能力も身につくのかも知れませんね。私もどちらかというとディベートは苦手で、その場で瞬時に反対意見を組み立てて熱くやり取りするようなことに、疲れてしまうようです。

でも、ひとりディベートなら時間をかけて熟考して反対意見を言っても誰にも文句は言われないですし、熱くなりすぎることもありません。ではやってみましょう。

  1. 「○○すべき」といった形のテーマを設定します。今まで色々アイデア発想してきたようなアイデアをテーマにするのもいいですし、今後こうすべきとあなたが考えていることでも構いません。
  2. そのテーマについての賛成の立場で意見を書いていきます。そもそもやりたいことや、すべきと考えていることでしょうから、簡単に幾つも出てくるでしょう。仮に時間制限を3分と設定しましょう。
  3. 今度は反対の立場に立ってみて、「○○すべきじゃないよね」と考える理由や、デメリット、反論を書き出します。
  4. その反対意見に対して、反論していきます。基本はその繰り返しです。もちろん自分一人ですから、俯瞰して考える能力というか、メリット・デメリットを偏りなく意見を出していく必要はあります。始めた時点では見えていなかった論点、争点が出てきていると良いですね。
  5. 出尽くしたかなと思ったら、中立の立場に立って書き出した全体を振り返ってください。重要な争点は何か?より説得力があるのはどちらか。色々な気づきがそこにはあると思います。

今回は発想法としての活用なので、結論を出すことが大事ではありません。賛否両論を考えていくことで、そのアイデアに対する理解力が高まり、客観的・批判的・多角的な視点で考えることで思考の広がりにつながります。

では例えば、若手社員が「当社で新規事業としてペット事業に参入すべきである」というテーマをもってきたとして考えてみましょう。

どうでしょう。2往復しただけですが、初めはそんなことを考えもしていなかったところに思考を運んでくれたりします。さらに意見を戦わせていくとどこに連れて行かれるのか楽しくなってきませんか?

勘違いしてはいけないのは、メリット・デメリットを列挙することや、可視化することが大事なのではなく、「意見をぶつけ合わせることに価値」があります。

そういうふうに考えることで、新たな発見や、考えを筋道立てて整理して話せたりするのです。

ひとりディベートをしてみた上で、その若手社員と話をすればより考えが深まり、はじめは話にもならないなと感じていたとしても、いや案外アリか?というふうに考えが変わったりするかもしれません。このように発想を広げる以外にも、自分の中で何らかの結論を出したいときや、打ち合わせの前にシミュレーションをしたいときなどにやってみるのもおすすめです。

もちろん自分のアイデアをブラッシュアップしていくのにも効果的ですし、もうひとりの自分に出会えるかもしれません。必要なのは紙一枚と自分の時間だけです。

もしもその時間が無いなんて言う人は、

第15回のコラム「発想する時間の創りかた あなたのためのアイデア発想15」を見返してみてください。

https://www.biko.co.jp/tsusin/tsusin-2721/

 

では、今回はここまで。また次回。

 

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