Scroll

大谷翔平選手も活用 マンダラート発想法 あなたのためのアイデア発想 5

2023.01.01

大谷翔平選手も活用 マンダラート発想法 あなたのためのアイデア発想 5

news image

こんにちは。ホンブチョウです。この連載コラムでは私が今まで学んできたアイデア発想のやり方を毎回ひとつづつ紹介していくことで、あなたに合ったやり方を見つけてもらいたいと考えています。

 

第五回は

2つの使い方ができる マンダラート発想法!

若い頃の大谷翔平選手も使っていたということで有名なやり方なのでご存知の方も多いと思います。大谷翔平選手は、中心の9マスをできるだけ粒度の高い要素で書き出し、その上で次のマスに展開していくことで、プランを立てる上で本当に必要な要素を絞り込んで、目標達成につなげるために使っていたと思います。高校生当時の彼の達成したかった目標は「8球団からのドラフト1位指名」でした。

参照元

https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2013/02/02/gazo/G20130202005109500.html

これは中心の9マスを実現するための要素を書いてそれを実現するための方法に落とすというひとつ目の使い方です。

大谷翔平選手と同じように、例えば目標として「ダイエットでマイナス5キロ」を中心に据えると、その周りの8マスは例えば、「食事の管理、体重管理、運動継続、体脂肪を下げる、投げ出さないメンタル、基礎代謝をあげる、継続は力なり、規則正しい生活」などの「ダイエットのために必要な要素」で埋まると思います。

その上で、その必要な要素を実現するための方法、例えば「食事の管理」だとか、「野菜から食べる」とか「外食は週に1日まで」などで埋まっていくことになります。目標である「ダイエットでマイナス5キロ」を実現するためにすべきことを可視化することでより成功に近づけるという使い方です。

ただこのコラムはアイデア発想のためのお話なので、二つ目の使い方として、発想のきっかけを探すための発散系ツールとして活用します。アプローチとしては

① ブレスト的に思いついたキーワードをどんどん書き出していく。

② 発散することを前提に何度も繰り返してみるとはじめに想定していなかった発見ができる。

そんなやり方です。では具体的なやり方について解説しましょう。

1. まず3×3の9マスの中央にテーマを書き込みます。例えば「新しいスキンケアの訴求」を考えるとして、

2. 周りの8マスに連想ワードを書き込みます。

3. 連想ワードを中央にした新しいマンダラートをつくり、同様に連想ワードをどんどん書き込んでいきます。

埋まりましたか?ここまでは言わば第一次スクリーニングです。ここから創造的に訴求アイデアを絞っていきましょう。例えば「ゴシゴシやりすぎ洗顔はシミのもと」とか、「紫外線ケアできないスキンケアなんて有りえない!」とか。ポンポンと出てくると思います。またアイデア検討の際に用いられる代表的な評価軸として下記の8つがあります。(※今は薬事法の注意事項は無視して書いています)

① 新規性重視 ② コスト面重視 ③ 人手重視 ④ 個客満足度重視 ⑤ 技術側面重視 ⑥ 即効性重視 ⑦ 収益重視重視 ⑧ 準備度合い重視

それぞれの重視ポイントも加味しながら、訴求アイデアを広げていってください。この訴求アイデアは新規性は高いけど、それで顧客満足は上がるかな?とか、もっとコスト重視の訴求の方が響くかな?とか。俯瞰して見ながら、どの道から登っていくのかを見つける。そんなイメージの使い方です。もちろん一人でやってもいいですし、複数人のディスカッションパートナーとブレストしながらやるのも良いですね。ちなみにその場合は上記8つの役割を一人づつ割り振ってブレストすると、より盛り上がります。私はコスト重視担当だからそのつもりで発言せねば!みたいに見る目が変わりますから。

こちらにテンプレートをつけておきますので、是非実践してみてください。

mandala

さて今回はマンダラートの2つの使い方についてお話ししました。

案外マンダラートは、大谷翔平選手のような使い方をするもので、アイデア発想には向かないと勘違いしている人も多いのではないでしょうか?

では、今回はここまで。また次回。

 

前の記事(発想4 )へ  │  次の記事へ

 

pink accent blue accent