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ゲーム感覚発想法 カラーバス あなたのためのアイデア発想 2

2022.10.11

ゲーム感覚発想法 カラーバス あなたのためのアイデア発想 2

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こんにちは。ホンブチョウです。この連載コラムでは私が今まで学んできたアイデア発想のやり方を毎回ひとつづつ紹介していくことで、あなたに合ったやり方を見つけてもらいたいと考えています。

 

第二回は

ゲーム感覚でできる発想法 カラーバスとは?

まず朝、起きたときに1つの色を決めます。それはなんでも思いつきで構いません。赤でも青でも黄色でも。そして朝、家を出てから帰ってくるまで、発見したその色のついた何かを、ずっとメモを取っていく。スマホに写真を押さえていくでも構いません。ちなみに私がグリーンで、ある日に集めたものの一部はこんな感じです。(ホントはこの4倍くらい集まりました)

 

カラーバス

ちなみにひとつ色を意識すると、なぜかその色が目につくようになります。普段も見ているはずなのに、「見える」から「見る」に変わります。不思議ですね。見たくないものは「何故か見えない」の逆です。気にしだすと向こうから目に飛び込んでくる感じでしょうか。一見関係のないものが「色」をベースに自然に集まってくるのが、このカラーバスの良いところです。

 

さてさて、ここまでが準備。ここからが本番です。

アイデアが必要なことと、集めたものを「強制的に」結びつけてみてアイデア発想していきます。例えば、「サイネージの新しい機能、サービスやデザイン」を先ほどの集めた写真を使って考えてみると、

A: サイネージ×自転車= 電動自転車ポート用広告サイネージとか。

B: サイネージ×ピザ= ピザの下にサイネージがあって食べる度変化するお皿とか。

C: サイネージ×落書き= 落書きしたものが3Dプリンターで出てくるサイネージが自販機のように街中にあるサービスとか。

これを10分集中!でやってみる場合もあれば、お酒でも飲みつつボーッと眺めながらゆっくり考える場合もあります。

何か新しいアイデアを見つけるぞ!と意気込んでもなかなか出てこないものですが、関係のなさそうなものでも、そういうルールだからと

強制的に結びつけてみると意外なアイデアが浮かんでくることがあります。

一度あなたもやってみるとわかりますが、意識して街をぶらつくだけで、一見関係なさそうなものが自然と集まってしまいます。丸一日使って集めても良いでしょうし、駅から会社までの数分だけでもアリですし、500メートルだけやってみる、犬の散歩の間だけ、スーパーで買い物している間だけでも、意識して観察すると、新しい発見がありますし、ストックしておくと、いざって時に案外役立ってくれます。

あとは「縛りを入れる」のもアリです。

色は忘れて形で縛るフォルムバス。例えば「丸いもの縛り」で丸いものばかり探してみるとか、「尖ったもの縛り」で、とんがったものばかり探してみるなど、応用してみるとまた別の発見があることでしょう。他にも音で縛るサウンドバスとか、子供の視点の高さで縛るビジュアルポイントバスとか、何でもできてしまいます。個人的にはカラーバスが好きですが。

とはいえ、私もいつもいつもやっているわけではありません。意外と面倒ですし、目的を考えずにやることが多いので、ゲームのように意識してやっていないと飽きてしまいますから。また、先ほどの事例でもそうですが、実際使えそうなアイデアもあれば、一見意味不明なアイデアも出てきます。

アイデアに良し悪しは無い

と思っていますので、何がヒントになるかもわかりませんから、どんどん広げてみることをお勧めします。本当に使えるか?は後からじっくり考えてみれば良いので。

これを読んでも「ふーんそうなんだ」だけの人もいれば「今日やってみよう!」の人もいると思いますが、自分でやってみないことには何も始まりませんので、ぜひお試しを。ということで、今回はここまで。

 

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