なぜなぜツリーとは? 掘下げてくと思いつく あなたのためのアイデア発想

こんにちは。ホンブチョウです。私たちの仕事の源泉となる「アイデア」。
アイデアってどういう意味なんでしょうね?辞書で調べてみると
思いつき。工夫。着想。考え。想像。見解。「―が浮かぶ」。いろいろと出てきます。
アイデア発送の方法といっても、さまざまな方法があり、どれが正解ということもありません。この連載コラムでは私が今までいろいろなところで学んできたアイデア発想のやり方を毎回ひとつづつ紹介していくことで、あなたに合ったやり方を見つけてもらいたいと考えています。
あなたに一番フィットしたアイデア発想法を探す一番のやり方は、「まず自分でやってみる」ことです。
しかも考えて考えて、もう出ないというところまで。それでもさらに絞ればいくつかは出てくるものですが。そういうところに光るものが見えてきたりするものです。大変だけどね。
さて記念すべき第一回は。
なぜなぜツリーって何?
なぜ??でツリーを作ってみるというアプローチ。
例えば、東京への一極集中はなぜなくならないのか?
なぜ?→ ドラマなどで東京への憧れを煽るから
なぜ?→ 企業の本社が多いから
なぜ?→ 日本の真ん中あたりで利便性がいいから
なぜ?→ 江戸時代からの歴史があるから
なぜ?→ 皇居があるから
なぜ?→ 地元から離れたいから
なぜ?→
いくらでもツリーは下がっていくかと思います。
くだらないものもオッケーです。あくまでアイデアは素材ですから。そして一見関係ないよなと思うようなものも、後々役に立ったりすることも。
あとこれは大学院の先生に言われてすごく納得したことですが、
「アイデアは恥ずかしいほどいいんだと。恥ずかしくないものはきっとだれかがもうすでに考えている。人に笑われてなんぼ。否定されてオッケー。くらいに考えないと丸く収まってしまうよ」
と言うことです。なので下らないアイデア上等です。
日常の中で、「なぜ??」となることは常に起こりますし気付きますよね。それをあえてツリーで考えていくことで、問題を把握するためのヒントがそこに現れてきます。
毎日一つでもなぜと考える習慣をつけていくと、仕事においても考えを広げる訓練になります。
なぜ、この商品が発売されたのだろう?
なぜ、いまいち認知が進まないのだろう?
なぜ、お客様はあのように言われたのだろう?
生活においても
なぜ、私のパートナーはあー言う言い方をしてしまうのだろう?
なぜ、ダイエットは続かないのだろう?
なぜ、あの店はいつもお客様がいっぱいなのだろう?
その先に出てきた「なぜなぜツリー」を俯瞰してみるうちに、どうやってその「なぜ=課題」を解決できるか?を考えるヒントが出てきます。
さらにその先も考えましょう。
先ほどの、「東京への一極集中はなぜなくならないのか?」
なぜ?→ 地元から離れたいから
なぜ地元から離れたいのか?
→自分の道は自分で切り拓きたいから
→地元の過干渉から離れたいから
→生まれ変わりたいから
→給料が安いから
そうすると例えば、最後のなぜ?から考えると、東京への一極集中をなくすには、「地元に高収入な場所をつくる」というのが一つの答えかもしれません。
こんな風になぜをしっかり考える=アイデアをたくさん出すことが、課題解決や、企画立案に対して重要になってきます。何が問題点なのか?すら仮説を立てられなければ解決には至りませんので。
さてさて、今回はここまで。
ちなみに、NHK放送文化研究所によると、放送用語としては
日本語として実際に〔アイデア〕と言う人と、〔アイディア〕と言う人の、どちらか一方だけが圧倒的ということでもなさそうということで、現時点での放送用語としては、〔アイデア〕と発音して「アイデア」と書くことをお勧めしているとの事です。
ということで、このコラムでは「アイデア」と表現していきます。ではまた。

