#ゆるキャリ女子のトレンド会議 vol.40 あの作品の中に入れちゃう😳!? 『細田守監督作品と思考実験展』
ときにはバリバリと、ときにはゆるっと、ひとつの価値観にとらわれず、軽やかで「生活と仕事のバランスがとれた」自分らしい働き方を実践している「ゆるキャリ」女子たち。そんなイマドキの価値観を持った弊社の若手女子社員が、ほんの一息「ゆるい」空気感でトレンドについて話し合う、そんなコラムです。
みなさん初めまして。
12月号、そして記念すべき40号目を担当する、ととりんです。
ネットで記事を読むのは好きなのですが、いざ書くとなると緊張しますね。
魅力をお伝えできるよう尽力しますので、ぜひ最後までお付き合いいただけますと幸いです☺️
みなさんは、小説やゲーム、映画などの「物語」に浸っているときに、こう思ったことはありませんか?
「もし自分が物語の主人公だったら」
「もしこの世界の人だったらどんな感じなんだろう」
「こんな世界にいってみたいなぁ〜〜」
今回は、11月21日(金)〜12月21日(日)の期間中でSHIBUYA TSUTAYAにて開催されている『細田守監督作品と思考実験展』で、映画の世界に入り込んでみました。
また、ゆるキャリメンバーに聞いた、好きな細田守監督作品のアンケート結果も登場するのでお楽しみに👏
思考実験展とは🤔
「『思考実験展』は「もしも別の世界に⾏けたなら、あなたはどう⽣きるのか︖」
その思考を実験していく、新たな”じぶん没⼊体験”エンターテインメントです。
ある物語の中に⼊り、その世界のルールに従いながら様々な選択を重ねることで、
あなたの⼤切なものがむきだしになってゆく――
そんな知らないじぶんに出会うための体験を創り上げます。」
公式サイトから抜粋。
難しいと感じて構える方もいらっしゃるかもしれませんが、
お試しで一つ質問するので、ぜひ考えてみてください。
「貴方は桃から生まれた桃太郎です。
貴方を育ててくれた故郷は、鬼のせいで沢山のものを奪われてきました。
それは住む家かもしれない、食べ物やお宝かもしれない、もしかしたら家族や大切な人かもしれない。
そんな状態の中、鬼ヶ島に辿り着いた貴方は、人間と変わらない暮らしをする鬼たちを目の当たりにするでしょう。
貴方は、どうしますか。」
もし近くにこの記事を読んだ方がいれば、この質問について少し話してみてください。
おそらくそれぞれ違った答えが返ってくることでしょう。
このように唯一の正解がない問いに対して、自分なりの答えを考えて話す。
考えるうちに自分の知らなかった自分に出会える。
これが思考実験展の核になる部分です。
いざ、細田守監督作品の中へ!!
今回の思考実験展は、自分が監督と脚本を手がける映画を体験を通して作り上げるというお題でした。
グループの人数は回ごとに異なり、今回のグループは私を入れた三名でした。
最初に通されたのは小劇場の中。
背後の壁には作品のポスターが飾られていて、壮観でした。
劇場の支配人に扮するキャストさんから、今回の体験の流れの説明を受け、各々の自己紹介を済ませたところで一つ目の質問が。
実は上記のお試しの質問はこの時にあったものでした。
グループで上がった答えはそれぞれ、
「対話を試みる」「島に住む鬼を全員討つ」「ずっと悪さをしてきた親世代のみを討つ」。
数十分前まで話したことがなかった三人が、三者三様の考え方や理由に盛り上がります。
場が和んだところで次の部屋へと進んでいきます。
撮影NGだったので伝えきれないのが非常にもどかしいのですが、
細田守監督作品の名シーンが今回の展示に合わせたナレーションとともに流されていました。
三人中二人の目に涙が浮かぶ中、選択の旅が始まります。
作品に出てくる自分の大切な人を選び、選んだ人をどうやって大切にするのか。
このように選択ごとにあるシーンカードを集めて作品にしていくようです。
カードをよく見れば、象徴となるキャラクターのシルエットが……!!
次に通されたのはどこかの教室のようでした。

Time waits for no one.と落書きされた黒板に、
机の上には小テストや野球のグローブなど……。
……Time waits for no one.?……野球のグローブ?
ここってもしかして!
ここがどの作品の世界かを理解した途端、思わず鳥肌が。
『時をかける少女』の世界の中に来ていました。
(個人的に『時をかける少女』が細田守監督作品の中で一番好きだったので、感動と驚きと嬉しさでごちゃ混ぜでした)
真琴が作中で解いていた小テストもありました。
女子高生に扮するキャストさんに席に着くよう勧められ、三人とも着席しました。
どこから来たの?大人ってどんな感じなの?などの質問を受けつつ、段々、その世界特有の話題に。
皆さんは、タイムリープすることがもし出来たら、どの地点まで遡りますか?
それぞれの答えにまたも盛り上がり、笑いが溢れる中、次の質問とシーンカードが。
まさかの質問に打って変わって静かになる教室。
悩んだ末の答えを、それぞれが告げます。
その後も山あり谷あり分岐ありの選択の旅が続きます。
ゆるキャリメンバーの中でも特に人気が高かった『サマーウォーズ』に関する選択もありました。
だーさん「『サマーウォーズ』は夏になるとテレビで放送しているのを観ていましたが、何回見ても展開にドキドキします。歳を重ねると、また違った解釈や見方で楽しめるので細田守監督作品の中でも結構好きです」
コットンさん「作中のタイピングシーンに憧れて、小学生の頃よくエアタイピングで真似してました。個性豊かすぎるかつ多すぎる親族らの掛け合いがリアルで、観るたび懐かしい気持ちになります。」
あむさん「夏になると放送されているのでついつい見入ってしまいます。もう何度も観てるのに、ラストの「よろしくお願いしまぁぁぁすっ!!」のエンター押すところで緊迫感がピークになって、最後まで飽きずに楽しんでます」
『サマーウォーズ』、良いですよね。放送されると「今年も夏が来たんだな☀️🏖️」と思います。
『バケモノの子』の舞台である渋天街を抜け、
旅の最後に辿り着いた場所は…..
11月21日に公開された最新作『果てしなきスカーレット』の世界でした。
雰囲気に呑まれ、暫く呆然としていると
「誰だ!!」
背後にはフードを目深に被り、剣を携えた騎士のような風貌の人物が一人。
今にも斬りかかってきそうな緊迫感に空気がピリつきます。
こちらに敵意がないことを理解してもらい、薪を囲むようにして全員で座ります。
今までの彼女の人生、各々の大切な人の話、大切な人との最後の時間自分はどのような行動をするのか、すべきだったのか。
全てのシーンカードが埋まったところで、彼女がグループに対して自分が選んだ行動を示し、一つの質問を投げかけます。
最後の質問と彼女が取った選択は、みなさん自身の目で確かめてみてください。
約70分の体験を終え、作品が出来上がったようです。
タイトル『陰の実力者』
下にスクロールすると実際に自分が作った物語が読めるようになっています。
出来上がった作品タイトルを告げると、一枚のポストカードが配られます。
どうやら選択によって思考が似ている細田守監督作品のキャラクターが分かるらしく……。
他お二人の許可を得て、それぞれの結果を撮らせていただきました。
まさかの『サマーウォーズ』から二人、『果てしなきスカーレット』から一人という結果でした。
お二人と別れ、グッズコーナーへ。
グッズコーナーはチケットがなくても入れるので、好きな作品がある方はぜひ立ち寄ってみてください♪
グッズコーナーのお出迎えは『サマーウォーズ』に出てくる健二のアバターオブジェでした。
ここでは商品の一部をお伝えします。
Tシャツやサコッシュなどのアパレル関連が並んだ棚
ランダム商品のコマフィルム風カードは全種集めたくなるようなシーンばかり
中には会場先行販売のものや12月上旬から販売するものもありました。
舞台セットやキャストさんの演技が素晴らしく、物語の中に入り込むことが出来ました。
私のようにソロ参戦や、夫婦、友人、家族は勿論、もしかしたら仕事で関わりのあるチームで行くのも楽しいかもしれません。
思考実験展自体に興味を持たれた方は、
今冬に大阪で開催されることが決定した思考実験展も要チェックです。
↑前回開催された思考実験展の公式サイトはコチラ
↑今回の思考実験展はコチラ
最後までご覧くださりありがとうございます。
次号もお楽しみに👋
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編集者:ととりん
・山羊座
・好きな色:緑、オレンジ
・編集中に無性に食べたかったもの:ざるそば
